【ドイツ語・英語de】正念場🤑「いちかばちか」「のるかそるか」どう言う?【面白表現とその由来】

【ドイツ語・英語de】「いちかばちか」「のるかそるか」はどう言う?

中途半端はNein!全てを賭ける正念場!

妥協を許さず、失敗すれば全てを失う、全か無の2択のみ。よく、一か八かの大勝負、伸るか反るかの大決断、とか言いますね。

今から行おうとすること、特に、スポーツの試合に臨む、重大事項をプレゼンする、何か重大なことを決定する、そういった正念場で、使う表現を見ていきましょう。

一と八以外なんて、眼中にありゃしませんよ。

ただし今回は、おまけの表現の方がボリュームたっぷりです。お楽しみに!

「一か八か」「伸るか反るか」は英語でどう言う?

 英語でどう言う?
  • all or nothing
  • neck or nothing
  • now or never
  • sink or swim

英語の表現は、よく聞く表現をあげてみましたが、調べてみるとものすごくたくさんあって、要するに、ほにゃらら or ほにゃらら、で自分で勝手に永遠に作れるのではないかと思ってしまいました・・。

「一か八か」「伸るか反るか」はドイツ語でどう言う?

 ドイツ語でどう言う?
  • Es geht um die Wurst. / Jetzt geht’s um die Wurst!
  • Jetzt geht’s ums Ganze.
  • alles oder nichts
  • Es wird ernst.

じゃじゃーん!また出たー!ソーセージ!

いろんなところに顔をだすソーセージ。ドイツ人、どれだけソーセージが好きなのか!

記事の画像で想像がついてたと思いますが、そうなんですよ。ここぞという時に、やって来る来る Wurst のまさかの登場であります。ほんと、ヘビーローテーションなんだから。

Es geht um… とは、・・について、・・が問題だ、・・重要だと、という意味なので、直訳だと、Wurst について、Wurst が問題だ、Wurst が重要だ、ですね。

それが、なんでこうなったの?由来は?

Zentralbild Weiß 11.1.54 “Fest der Jugend” auf dem Neujahrsmarkt. Auf dem Berliner Neujahrsmarkt fand am 10.1.1954 ein grosses Sport- und Kulturprogramm der FDJ statt, auf dessen Programm Eishockey-Spiele, Eiskunstlauf und Eisschnellauf standen. Ein lustiges Wurtschnappen und am Spieß gebratenes Ochsenfleisch sorgten für das leibliche Wohl der Zuschauer. UBz: Es ist nicht ganz einfach, nach so einer Bockwurst zu schnappen.

じゃーん!由来は、これです!

Wurstschnappen と呼ばれる、所謂、日本でいうところの、パン食い競争ですね!パンをソーセージに代えれば、そっくり。

ひとつは、このパン食い競争ならぬ、ソーセージ食い競争から来たという説。或いは、地域の競技大会などでの賞品がソーセージだったりしたことから、この表現が生まれたともいわれています。

何れにせよ、町や村のイベントでソーセージ獲得を賭けて皆が盛り上がったという、なんとも微笑ましい由来ですね。

   

   

   

   

ちなみに君
ちなみに君

Wurstschnappen の schnappen とは

  • schnappen
     snatch, snap
     かっさらう、パクる

人や動物が、素早く物を取る、という意味なんだな

   

さてさて、現在ではどういう風に使われているのか。

一例として、サッカー選手のインタビューを貼っておきます。

0:49辺りから、よく聞いてみてね。

YouTube
Teile deine Videos mit Freunden, Verwandten oder der ganzen Welt

   

Wurst 以外の表現も3つ挙げておきましたが、英語と同じ alles oder nichts は覚えやすいですよね。

ただまあ、私としては、ソーセージが一押しってことで。

他のソーセージを使った表現

他にもソーセージを使った表現として、失敗続きで上手くいってない人のことを指して、

  • ein armes Würstchen
     poor evil, poor thing
    ミニソーセージのことで、小ぶりなサイズのソーセージのことを指します。日本だと、普通サイズだけど。ふふふ。

と言い、同情する意味でこんな風に言います:

  • Oh je.. Er ist ein ganz armes Würstchen.

   

次に、

  • Alles hat ein Ende, nur die Wurst hat zwei.
     Everything has an end; only a sausage has two (ends)

直訳だと、全てのものには一つ終わりがあるが、ソーセージだけは二つある。

ちょっとなんのこっちゃ、ってことなんですけども、これはユーモアを交えた粋のある表現で、その心としては、

 ソーセージを例外として、全てのものには終わりがある

という意味なのです。世の中の全てのものには終焉が訪れるけれども、ソーセージだけは生き続ける、ということらしいです。

何か辛いことがあっても必ず終わりはやってくるから大丈夫、といった意味で使われたりします。

なんだか、なにげにいい表現じゃないですか?しかもソーセージのくせに。ははは。

もってこいの歌があるので聞いてみてください!タイトルもずばり、Alles hat ein Ende nur die Wurst hat zwei。

一人で居ることを嘆いている人を励ます、とてもポジティブな歌ですよ。

   

歌詞の抜粋です。一緒に歌おう!


Alles hat ein Ende nur die Wurst hat zwei
Jawoll mein Schatz, es ist vorbei
Doch du musst nicht traurig sein, du bist ja nicht lang allein
Denn, alles hat ein Ende nur die Wurst hat zwei
Mein Schatz es ist vorbei

Künstler: Stephan Remmler
Titel: Alles hat ein Ende, nur die Wurst hat zwei

全歌詞はこちら

ソーセージを使った表現は、他にもざっと:

  • sich durchwursteln
  • Spiel nicht die beleidigte Leberwurst
  • verwurstelt / verwurstet
  • Jemandem eine Extrawurst braten
  • herumwursteln
  • So ein Gewurstel

など・・・

あら?今回のテーマは、一か八かじゃなかったっけ??ってか、ソーセージ好きなのはchijuじゃないの?

そうでした、そうでした。脱線しすぎましたね、ということで、今回はソーセージ単体のものを紹介しておきました。

ご要望があるようでしたら、また他の機会に!

   

あまりによく使う、Es ist mir wurst. の記事はこちらです。

ドイツといえばソーセージ、は本当?

ドイツ人のソーセージ好きは、おそらく全世界で有名だと思うんですけども、ドイツ国内でソーセージの種類は実に1500以上もあるそうです。

これが、Wurstweltmeister とも呼ばれる所以ですよね。

ところが、ソーセージの歴史を見てみると、ソーセージは特にドイツ発祥というわけでもなく、実に5000年も前からエジプト・シリア・中国などで作られていたそうです。

どこから来たかはともかく、これだけソーセージを愛してやまないドイツの右に出る国はないような・・。

さて、ざっと有名どころのソーセージを挙げてみましょう。

Schinkenwurst, Fleischwurst, Gelbwurst, Blutwurst, Leberwurst, Teewurst, Mettwurst, Weißwurst, Frankfurter / Wiener Würstchen, Knackwurst, Bratwurst, Landjäger, Leberkäse

あるわあるわ・・・。

chiju のおすすめは、白ソーセージをレンジでチンして、日本のワサビをちょい乗せ。これが、めちゃ旨!

スラスラと言えるようしておこう!

今回は、イチかバチかだったのに、すっかりソーセージ特集のようになってしまいました。食べ物の事となると、鼻息荒くなる・・・。

では気を取り直して、声に出してトレーニング!

  • Jetzt geht’s um die Wurst!
  • alles oder nichts
  • ein armes Würstchen
  • Alles hat ein Ende, nur die Wurst hat zwei.

Sehr gut! では、また次回!

  

コメント

タイトルとURLをコピーしました