【ドイツ語講座】🚶‍♂️なぬ?gehen は「行く」じゃない、だと?!色々な「行く」と意地悪な例外!

【ドイツ語】なぬ?gehen は「行く」じゃない?

「行く=gehen 」の罠

東京に居るのに・・・。

Ich bin gestern nach Osaka gegangen!

なぬー?ご冗談を!そりゃ、ないない!

と言われてしまった。どゆこと?

昨日大阪に行ってきたよ、って言っただけなんだけど・・・。

行くは行くでも色々あるドイツ語

ところがこれは、ネイティブの耳に入ると、大阪まで歩いて行ってきたという意味になるのです。

(それが事実で、あえてそう言ったのならともかく・・。)普通は歩いて行きませんよね。

gehen は行くは行くでも、歩いて行く、という意味なので、gehen =行くと単純に覚えていると、文法が完璧でも、意味が意図しないものになってしまいます。

日本語の行くは、ドイツ語だと大きく3つ。

  • gehen
    歩いて行く
  • fahren
    乗り物で行く(飛ぶもの以外)
  • fliegen
    飛行機で行く

もちろん英語でも、fly なども使いますが、日本語のように go 一つで、行くを表すことができるので、つい間違いがちです。

Going to America という映画もありますもんねー。

さて、入り口としては、まずはこのように単純に覚えてもらってもOkayなのですが、実は厳密に言うとこういうイメージになります。

  • gehen
    (AからBまで)徒歩で移動する
  • fahren
    (AからBまで)飛ばない乗り物で移動する・を移動させる
  • fliegen
    (AからBまで)飛ぶ乗り物で移動する・を移動させる

これがイメージできれば、以下の会話が変になってしまった理由がわかるんじゃないでしょうか。

Ich fahre gerne einen Bus!

なに?こないだまで、看護婦希望って言ってたじゃん・・。

バスで行きたいというつもりが、バスを運転したい、になってしまった例です。

乗って移動するだけなら、

  • Ich fahre mit dem Bus / mit dem Zug / mit dem Schiff.
    バス・電車・船に乗る

運転・操縦するのなら、

  • Sie fährt das Auto zur Tankstelle.
    Tankstelle はガソリンスタンド

fahren も fliegen も目的語を取れば、運転・操縦するという意味だということが分かりますね。*例外については後述します。

そして、fahren も fliegen も、gehen と同じように、自身が主語になって自身の力で移動もできます。

  • Ich gehe langsam.
  • Der Zug fährt elektrisch.
  • Das Flugzeug fliegt schnell.
  • Der Vogel fliegt durch die Luft.

飛ばない乗り物は fahren でOkay?

上記で、飛ばない乗り物は fahren ということでしたね。

ということで、キックバイク・スケートボード・ローラースケートなども、全て fahren です。

ちなみに、スキーの場合は、一つの単語になってて、skifahren です。でも、スノボーは、スケボーのように、Snowboard fahren なのでありまする。

ちなみにちなみに、snowboarden という動詞もあったりします・・。ははは。

何か、fahren じゃなくて例外があるようなら、ぜひ教えてください!

ドイツ人は車好き、それが証拠に言葉にも・・

最初の例を取ると、実際に歩いたのでも飛行機でもなければ、正しくは:

  • Ich bin gestern nach Osaka gefahren.

でしたね。

ドイツで会話の中でただ単に

  • Ich bin gefahren.

と特に、他の乗り物を指して言わなければ、ほぼ、車で移動した、と解釈されます。また、主語である私が自ら運転した、ではなくても、少なくとも(車で移動できる距離であれば)、他の乗り物ではなく車で行った、と思われるでしょう。

流石、車社会ドイツ。

というわけで、das Auto などの単語を使わなくても、文化的背景により、車で行くという意味になることがあるということですね。

さらなる例外が!!

ここまで順調に解釈してくれば、日本にいる場合、

  • Ich gehe nach Paris.

というのは、おかしいと気づきますよね。

エライ!

ここまでの理解からすると、確かにエライのですが、実はこれは、Okayだというから、ややこしい!

この場合は、この一文をもってして、期間が長いのだなということがわかるのです。

例えば、一年間留学をするとか、ある程度の期間住むような場合は、gehen を使うのです。

Ich fliege nach Paris. と言えば、文字通り、パリまで飛行機使って行ってくる、ということですが、Ich gehe nach Paris. は、暫く滞在してくる(住んでくる)というニュアンスが生まれます。

Ich gehe nach Paris!

わー、いいなー!どれくらい?

Ein Jahr. Und ich fliege schon morgen!

   

何か気づきがあったなら、幸いです!

では、また!

  

chiju
chiju

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