意気地無し・小心者 どう言おう?
恐らくどの言語でもそうなんでしょうが、世の中弱虫がそんなに多いのか、弱虫的表現方法が実に沢山あります。
弱虫とは、意気地のないような人を指して、名詞形だと、腰抜・意気地無し・小心者・怖がり・臆病者などなど・・。
ドラえもんに出てくるのび太のような人を想像すれば分かりやすいですよね。
まあとにかく、この手の表現方法は、いくらでも有るわ有るわザックザック!なんですが、今回は、これぞのび太!って感じの単語をピックアップします。
ただ、のび太は褒め言葉には決してなりませんので、お友達に冗談で使う感じになると思いまっす!
chicken
das Weichei
英語の方は、既におなじみになって日本語にもなった、所謂、チキン、そのままですね。
ドイツ語の方は、柔らかい卵、即ち、半熟卵が直訳の Weichei です。
英語だと、ニワトリ。日本語だと、他にも泣き虫などと、虫。そこへ来て、何故かドイツ語の場合は、卵だそうです。
なんかちょっとぶっ飛んでません?誰が言い出したんでしょう・・。人間を描写するのに、たまごを持ってくるセンスがなんとも妙にくすぐられます。
いずれも、女性に対しても使えないわけではないでしょうが、男性に対する逞しさ等期待が大きい分、期待外れの反動として、男性に対して使われることが殆どです。
因みに、
- Weißei
とは、混同しないように!
Weißei だと、卵の白身になっちゃうよ。Weißei は Eiweiß と同義なんだ。
でも、喧嘩の時に、間違って Weißei と叫んだら返って場が和んだりして
さ・・。はは。
弱虫の反対?
日本語に弱虫の対義語というものは特にないようです。
思いつくのは、タフガイ、くらいかな。(元々、英語だしぃ・・。)
形容詞で言い表すことは沢山できますが・・。まさか、日本には勇ましい人が少ないとか・・?ま、そうではないと祈ります。
英語・ドイツ語どちらも、いつくかありますが、多分、皆さんもご存じのものを挙げましょう。
macho
der Macho
というわけで、ドイツ語でも macho は普通に使われています。発音も英語のままです。
通常、男性に対して使われます。
日本だと、マッチョというと、見た目が筋肉モリモリの意味で使われることが多いようですが、英語・ドイツ語だと人間の中身のことも表現しますよ。
ただ、言い方によっては、褒め言葉になっていない時もあります。女性軽視の男性みたいな意味で使う場合もあるのであります。
das Weichei, der Macho / chicken, macho
ひゃー、虫怖いー!!どうにかしてー!
こんな小さな虫が?? Weichei! はい、もういないよ。外に出した。
わーお、怖くないのー? Du bist so ein Macho! 僕が女の子だったら結婚したいくらいだよ。
では、また明日!
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