【ドイツ語講座】💪ドイツ語ネイティブの Mir ist… の使い方36例 超絶便利な決まり文句!【完全版】

Mir ist をマスターして、一挙にモヤモヤを解消!

こんなにある、

  • Mir ist…

の使い方。

口語表現として、短く Mir ist と言ったりしますが、正式な文としては、Es / Das ist mir… ですね。

そんな単純な文型の言い回しなんてねー。知ってるしぃ・・。

ちょっと待った!そう言うのはまだ早い。実は奥が深いんだよねぇぇー。

この会話フレーズはとっても便利で、この形を知っておくだけで、すごくたくさんの言いまわしを表現することができます。

そしてこのフレーズのすごいところは、まず日本語で発想をして訳そうとすると、かなりの割合でつまずいてしまう、そういった日本人学習者にありがちな問題が瞬時に解決できるところです。

きっと今までモヤモヤしていたのが、霧がすっかり晴れちゃうかもよ!

さらに、多くの学習場面では、英語とドイツ語を両方使うことで断然効率化できるのですが、今からご紹介するのは、英語からドイツ語(或いは逆)に訳して見ようとすると、一瞬悩んでしまうようなケースがほとんどです。

逆に言うと、今回ご紹介するいわゆる例外を覚えておけば、後は全てではないにしてもかなりの割合で、英語的発想で安心してドイツ語学習が出来るということなのです。

Mir ist! 実に単純、かつ、奥深し!

というわけで、絶対役に立つこと間違いないので、どういった単語がよくこの形で使われているのか、一緒に学習していきましょう。

中でも、よく使う表現だけを厳選して一挙にご紹介します。

そして逆に、この形にはそぐわない言葉も合わせてご紹介しまーす。

Mir ist ほにゃらら

では早速、

Mir ist ほにゃらら

この、ほにゃららの部分に入る単語を見ていきます。

形容詞編

まずは、定番の形容詞

 形容詞
  • recht
  • beides recht
  • klar
  • bekannt
  • bewusst
  • neu
  • möglich / unmöglich
  • wichtig / unwichtig
  • egal
  • einerlei
  • gleich
  • wurst
  • langweilig
  • peinlich
  • unangenehm

  • heiß / warm
  • kalt
  • schlecht
  • übel
  • schwindlig / schwindelig

単語をざっと見たところで、何かパターンが思い浮かんだのではないでしょうか。

考え方

文法的に解釈すると余計にややこしくなるので、

1 ごく単純に、Mir ist を「私にとっては」というように考える。

2 自分の体の状況や症状を言い表す時に使う。

の2種類があると思うと分りやすいと思います。

どういうことか、順に見ていきましょう。

物事の場合

1 【Das ist mir …】前置きがあって、その会話の対象となっているのが物事の場合 :

  • recht
     It’s fine with me.
  • beides recht
     I’m easy. / Either is ok with me.
  • klar / bekannt / bewusst
     It’s obvious to me. / I’m aware. / I know.
    klar の方がよりはっきりとわかる感じですね。
    注意 Ich bin bekannt. だと、私は有名だ、になってしまいます・・。
  • neu
     It’s new to me. That’s news to me.
    注意 Ich bin neu hier. だと I’m new here.
  • möglich / unmöglich
     It’s possible / impossible for me.
  • wichtig / unwichtig
     It’s important / not important to me.
    注意 これも、Ich bin wichtig. と言っちゃうと、まるで、私は重要人物だと自慢しているかの様・・。
    と、言うことは・・、Ich bin dir unwichtig. の意味分かりますよね。 男女のケンカなどで出てきそうなセリフです。うわー、状況が目に浮かぶようだ・・。
  • egal / einerlei / gleich / wurst
     It doesn’t matter to me.

「どっちでもいい」「構わない」の表現については、別の記事でも詳しく解説しています。

  • langweilig
     I’m bored.
    注意 決して I’m boring. ではありません!
    でも敢えて、私は退屈な人ですと言いたいときは、Ich bin langweilig. / I’m boring.ですね。そんなネガティブな表現使うことあるの、と思わなくもないですが、私自身は結構、お酒のパーティーに誘われて断る時などにこう言ったりします。🤣
  • peinlich
     I’m embarrassed.
    注意 これも同じく Ich bin peinlich . なんて言わないでね!
  • unangenehm
     I’m not comfortable

自分の体の場合

2 【Es ist mir …】体の状況や症状を言い表す場合(前置きなくてもOK):

  • heiß / warm / kalt
    気温を暑い・寒いと感じる時。
    注意 Ich bin kalt. だと、体が冷たい、または、(性格が)冷たい人間、になってしまいます。更に、Ich bin heiß. なんて言おうものなら、誤解されまくります!相手によっては、大人の会話に発展したりなんかして・・。
  • schlecht / übel
     I feel sick.
     気分が悪い
  • schwindlig
     I’m dizzy.
     くらくらする・めまいがする

どうでしたか?英語からも直訳できない表現が多くないですか?冒頭で、私がうんちくうんちく言っていたのが、なんとなーく分かっていただけたのでは?ん、イマイチ?

Mir ist と残念ながら相性が・・・

さてここからは一歩進んで、逆に、ここまで見てきたことから察すると、まさにもってこいと思いきや、(文法的には正しくても)実際はほぼ使わない単語です。

  • interessant
     Es ist interessant für mich. 或いは、Es scheint mir interessant.
  • bequem
     Es ist bequem für mich.
  • krank
     Ich bin krank.
  • müde
     Ich bin müde.
  • weh
     Es tut mir weh.
  • gut
     Mir geht’s gut.

    

übel は使えるけど、müde はダメなのねぇ・・。

世の中そんなに単純で甘くはないのであります。。相性というものもございましてね・・・。

  

ちなみに君
ちなみに君
  • lieb

  

Mir ist lieb という言い方もあって、好き、という意味なんだけど、この表現は単純な好き、とはちょっとニュアンスが違うんだ。

  

例えば、

  

  • Diese Stadt ist mir sehr lieb.

  

と言えば、基本の意味はもちろん、この街が好き。でも、ちょっと詩的というか、大袈裟というか、芝居がかって聞こえちゃうかもだよ。

  

強いて訳すと、

「私は!この街が!大好きなのです!!(キラキラ~)」って感じ。

  

だから、わざとこう言いたいときは、勿論、お勧めだぞ!

名詞編

さて、更にもっと行きますよー!

 名詞
  • eine Freude
  • ein Vergnügen
  • eine Ehre

  • eine Freude / ein Vergnügen
     It’s my pleasure.
     嬉しいです。
    *状況によっては、「どういたしまして」という意味にも。
  • eine Ehre
     It’s my honor.
     光栄です。

いづれも、決まり文句みたいなもんですね。

名詞編に関しては、今まで見てきたちょっとくだけた表現というよりも、少々かっちりしたニュアンスのものが多いので、

  • Es ist mir …

es を省略しない形を使った方が無難ですね。

また、großabsolut を挟んで、更に強調したりします。

  •  Es war mir eine große Ehre.

動詞編

続いて、番外編として、便利な表現も見ておきましょう。

 動詞
  • entfallen
  • einfallen
  • auffallen

  • entfallen
     I’ve forgotten. It slipped my mind.
     ど忘れした。

ど忘れした、という表現をこちらでも紹介しています。読んでみてね。

  • eingefallen
     I’ve just remembered. It occurred to me.
     たった今思い出した。
  • aufgefallen
     I’ve noticed. It has struck me.
     丁度気づいた。

どれも、たった今起こったことを表していますね。

よく使うのでぜひ覚えてください!

mir のみならず色々な人で!

さてここまでは mir ということで、常に私が主役でした。

ということは mir を別の人に言い換えれば、もっといろいろ会話広がるということになりますねー。

ここなんか暑ーい。窓開けようっと。

Hä? Ist dir warm? Mir ist aber kalt…

会話の中では dir / Ihnenで、質問したりすることが多いと思いますが、第三者の人について説明したりすることもありますよね。

まとめ

今回は、Mir ist … と相性が良いものや、逆に悪いをもの見てきました。

もし今までちょっとモヤモヤがあって、それが少しでも晴れたとしたら、とても嬉しいです!

基本がわかると、色々な場面で使いこなせるので是非参考にしてみてください。

では、また次回!

   

日常会話フレーズから分数・図形の言い表し方まで
他の【英語・ドイツ語deどう言う?】シリーズ:

   

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